国語が大の苦手だった私が、40も過ぎてから知った国語の攻略法!
「答えは文章の中にある」 そうなの? そうだったの?
先週あった中間テストの、その娘の国語のテスト問題を巡って、
娘が 「自信がないんだけど〜」 と、私に聞いてきたことから話は始まる。
その「自信がない問題」とは、よくある長文の読み取り4択問題。
取り上げられているのは 村上春樹の 『バースデイ・ガール』 という短編小説。
いや〜びっくりねえ、今って 義務教育の国語で村上春樹やるんだ?
あとがきでは 「肩の力を抜いて楽しんで書いた」 とあるらしいけど (→ウィキ先生)
まあ、言ってみれば何とでも取れるような、読者丸投げっつうか
中学3年生には難しいでしょう、これ。
話の内容はと言うと、
その日に20歳の誕生日をむかえた女の子と、
その子がアルバイトをするレストランのオーナーである不思議な老人との会話を中心とした
ちょっと(かなり)洒落たお話だ。
『人間というのは、何を望んだところで、どこまでいったところで、自分以外にはなれない』
20歳だった女の子は その時何を願ったのか?
その願いは最後まで読者にはわからないんだれど
読者がそれぞれ自分の姿を投影しながら読めば、それはそれでいいのだろう。
物語は 成長して幸せな家庭をもった女の子が
現在‘ぼく’という男性と交わしている会話から‘その’問題は出されたわけだが・・
え? どんな問題が出たのかって?
ネタバレは無しよーん。
だって、まがりなりにも国語の教材だしね、ズルは駄目よズルは。
まあ、国語は苦手だと自負してる私も、私なりに年の功から感じ取った答えを導き出し
「答えは ア じゃない?」 とか 答えたわけですよ。
ところがよ、 イ と書いてきたらしいのが 娘、
おかげさんでその時は、あれやこれやとちょっとした議論になったりしたけど
テストが返されてきてみれば・・・
「あの問題、答えは エ だったよ。」(娘)
ええええええ! エ !? 想定外。
なんでよ、っつうか 答えが ア じゃないって誰に決める権利があるのよ
村上春樹が決めたのか?
なーんか ア だのー イ だのー エ だのーって、分かりにくくて申し訳ないけど
ぶっちゃけ テストの答えに納得できなかったわけです。
往生際の悪い私は、帰宅したパパちゃんと
さらに中1の長男にもその問題をさせてみたわけですが、ホラ見たことか! と
だってふたりとも私と同じ答えを選んだんだもん
「でも答えは エ なんだって!それってどうよ?」
鬼の首を取ったように騒ぎ出した私。 でもそんな私を横目に
「よし、もう一度答えを見つけてみる。」 と、やけに冷静なパパちゃん。
しばらくすると頷きながら 「そうだな、確かに エ だな。」
「え! 裏切るのかパパちゃん!」
思わず口をとんがらせてしまった私にパパちゃんは言う。
「国語の問題の答えは、必ず文章の中にあるんだよ。」
「国語はテクニックなんだ。」
パパちゃんはそのことを予備校で習ったらしいが、
あいにく私は予備校にも塾にも通ったとないのよ。
てか40年以上生きてきたけど、国語って 感じて考え出すもの だと思ってたよ、私。
パパちゃんの話はこうだ。
国語の読解はゲームである、どこかに答えが隠されている、と。
ふむふむふむ、となるとこの問題の場合は 消去法で これは違うし、これも違うし・・
なるほどー、そうかあー、だったら納得できる、まさしく目から鱗だ!
あと30年早く気が付いていれば・・
と感激している私がいる反面
でもやっぱり今でも エ だと思って読むより ア だと思って読んだほうが
読後感がいいと言うか、まとまりがキレイで優しく心に残る と思う私がいる。
だいたい私だって ここに出てくる ‘ぼく’ と同じよ、
20歳の頃に戻って願い事をしろ、と言われても 特に何にも頭に浮かばない。
何で浮かばないかと言われたら、きっと 今が幸せだから。
100歩譲って 村上春樹が エ だと言うんなら仕方がない。
エ もウィットが効いてていいかなーと思うけど、
だとしたら この主人公の女って、なんだか嫌な性格だわ、 とか
つうか 私が ‘ぼく’ だったらムカツクね、 とか
ここで エ だと正解できる中学3年生って なんだかスゴイわー、負けたわー、とか
なかなか奥の深い一問でした。
フィクションなんか、人それぞれの解釈で感じればいいじゃない、と思うんだけどねえ
でも、問題には答えが必要だしなあ、
やっぱ国語ってつまらんわ。



